【2月16日 AFP】平昌冬季五輪は16日、スケルトン男子が行われ、韓国の尹誠彬(Sung-bin Yun、ユン・ソンビン)が圧倒的な強さをみせつけ、同種目ではアジア勢初の金メダルを獲得する歴史的快挙を達成した。

 旧正月に入っている地元韓国の観客から大声援を受けた23歳の尹は、4本のランで合計3分20秒55のタイムを記録し、母国に今大会2個目の金メダルをもたらした。OAR(ロシアからの五輪選手)のニキータ・トレグボフ(Nikita Tregubov)が1.63秒差で銀メダルに輝いた。トレグボフから0秒02差の銅メダルにはドム・パーソンズ(Dom Parsons、英国)が入った。英国勢のスケルトンでのメダル獲得は70年ぶりとなった。

 米コミック「アイアンマン(Iron Man)」をプリントしたヘルメットを装着してスーパーヒーローのようにコースを疾走した尹は、報道陣に対して、「スケルトンを始めた時から、金メダルを取ることが夢だった。だけど、これは自分にとって始まりにすぎない」とコメントした。(c)AFP/Alastair HIMMER