■クレーシーズンは未定

 また、14日に行われる初戦でベルギーのルーベン・ベーメルマンス(Ruben Bemelmans)と対戦するフェデラーは、春のクレーコート大会への出場も視野に入れている。昨季はクレーシーズンを回避し、通算8度目のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)制覇を成し遂げた。

「クレーコートシーズンについては未定だ。この時期に多くの大会に出ると、クレーコートシーズンを乗り切るのは難しいだろう。プレーするなら(スケジュールは)軽くする。様子をみながら決めていくよ。体調が良ければ喜んでプレーする。手応えがあるなら出場すべきだし、100パーセントでなく準備ができていなければ試合には出ない。先のことは分からない」

 この日行われた1回戦では、大会第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が6-4、6-3でベテランのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)に勝利した。現在20歳のズベレフは、全仏オープンテニス(French Open)の元ファイナリストであるフェレールと通算3度目の対決で初白星を挙げた。

 また、2014年大会覇者で第6シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)は7-5、6-3でズベレフの兄ミーシャ(Mischa Zverev、ドイツ)を下し、スペインのフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez)は6-3、7-6 (7-4)で2016年大会優勝者のマーティン・クリザン(Martin Klizan、スロバキア)を退けている。(c)AFP/Scott Williams