【2月9日 CNS】中国・杭州市(Hangzhou)で家政婦として働いていた家で放火し、雇い主の家族など4人を死亡させるなどして放火と窃盗の罪に問われていた莫煥晶(Mo Huanjing)被告の公開裁判が9日、杭州市中級人民法院で開かれた。莫被告に対し、死刑判決と罰金1万元(約17万3000円)、政治権利の終身剥奪が言い渡された。

 ギャンブルにのめり込んでいた莫被告は2017年3月から事件前日の6月21日まで、家政婦として働いていた家で貴金属、時計などを繰り返し盗み、約18万元(約300万円)を得ていた。また、実家に送金すると偽って雇い主からから11万4000元(約190万円)を借りていたが、その金もすべてギャンブルに使っていたという。

 莫被告は解雇を言い渡された直後の6月22日早朝、ライターで本に火をつけた後、リビングのソファーにも火を放ち、雇い主と子どもなど4人を一酸化中毒で死亡させた。(c)CNS/JCM/AFPBB News