【2月9日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に所属する同国代表のマルコ・ロイス(Marco Reus)が、4か月後に開幕が迫る2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)を見据え、10日のハンブルガーSV(Hamburg SV)戦で復帰する可能性が浮上している。ロイスは昨年5月に膝の十字靱帯(じんたい)を部分断裂していた。

 ロイスは昨年5月のフランクフルト(Eintracht Frankfurt)とのドイツカップ(German Cup 2016-17)決勝で負傷し戦線を離脱。ここ数週間は復帰に向けてトレーニングを行ってきた。

 ロイスは10日のハンブルガー戦でメンバー入りも可能とされているが、ペーター・シュテーガー(Peter Stoeger)監督は試合の直前まで決断を先送りするとした。

「マルコはこの1週間、普通にトレーニングしている。彼がプレーしたいことは分かっているし、彼も私たちがメンバー入りさせたいということを知っている。直前に決断するつもりだ」

 独紙ビルト(Bild)によると、ロイスは18日に行われるボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)戦での復帰を目指していたが、その計画が前倒しになる可能性もある。

 ドルトムントは故障続きのロイスの復帰に慎重になっているが、28歳のMFはロシアでのW杯の舞台に立つためにコンディションを上げたいと考えている。

 負傷により直近の二つの主要国際大会を欠場するなど、ロイスのドイツ代表としての通算成績は29試合9得点とけがにより伸び悩んでいる。

 大会前の最後の練習試合で足首を痛めたロイスは、ドイツ代表が頂点に輝いたW杯ブラジル大会(2014 World Cup)を欠場。さらに欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)では、長年苦しんでいる鼠径部(そけいぶ)の負傷により本大会のメンバー入りを逃した。(c)AFP