【2月8日 AFP】平昌冬季五輪への参加のため、8日までに韓国入りした北朝鮮の応援団員の容姿やファッションが韓国人らの注目の的になっている。

 229人の若い応援団員たちは7日、襟や袖に毛皮の付いた膝丈のオーダーメードの赤いコートと、暖かそうな毛皮の帽子でそろえ、韓国国内の宿泊施設に移動。行く先々で到着を待ち受けていた見物者や報道関係者らに笑顔で手を振ったりポーズをとったりした。

 韓国のツイッター(Twitter)には「北朝鮮のチアリーダーたちの服、大好き。とても特別な感じがする。 あの帽子、私も欲しい!」と投稿するユーザーや、「言いたくはないけど、やっぱり北朝鮮の応援団はすごくかわいい。石を投げられてもいいが真実なのはたしか」と複雑な感情を漏らす人もいた。

 見物していた韓国人も「とてもかわいい」と褒めていた。

 応援団員らは平昌の五輪会場から120キロ離れた麟蹄(インジェ、Inje)にあるホテルに到着。8日には赤いジャケットを着て夕食会に出席した。

 応援団は、朝鮮半島を南北に分断する非武装地帯を越えて北朝鮮から韓国に派遣された280人の派遣団の一部。団員は家族構成、容姿、特技、朝鮮労働党への忠誠などを厳しく審査されて選ばれるとされる。

 金朝鮮労働党委員長の妻、李雪主(リ・ソルジュ、Ri Sol-Ju)夫人もこの応援団の出身。2005年に仁川で開催されたアジア陸上競技選手権大会(Asian Athletics Championships)ではメンバーの一人として参加していた。(c)AFP