【2月8日 AFP】内戦下にある南スーダンのヤンビオ(Yambio)地方で、少女87人を含む子ども兵士311人余りが社会復帰支援プログラムに基づき解放された。国連南スーダン派遣団(UNMISS)が7日明らかにした。

 UNMISS団長を務めるデービッド・シアラー(David Shearer)国連事務総長特別代表は「南スーダンにおけるこの種の解放に、これほど多くの少女が含まれるのは初めてだ」と語った。

 同代表は声明で、解放された子どもたちについて「今後、性的虐待を含む苦悩を抱え続けることだろう。共同体に復帰するのに必要な支援を受けるとともに、いかなる恥辱も感じることなく家族や友人たちに迎え入れられることが極めて重要だ」と述べた。

 アフリカで最も長期に及んだスーダン内戦が2005年の合意で終結し、南スーダンは2011年にスーダンから独立した。だが、その2年余り後、サルバ・キール(Salva Kiir)大統領が政敵のリヤク・マシャール(Riek Machar)元副大統領をクーデターを企てたと非難し、紛争が再発した。(c)AFP