【2月7日 AFP】オランダサッカー協会(KNVB)は6日、ロナルド・クーマン(Ronald Koeman)氏が代表監督に就任すると発表した。現役時代は同国代表FWとして活躍したクーマン氏の契約期間は2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)までで、低迷が続く母国の再建が任務となる。

 この日、KNVBの本部があるオランダ中部ザイスト(Zeist)で行われた記者会見に臨んだクーマン氏は、同国代表監督になるのは「常に目標の一つだった」とした上で、今回それを達成することができて「非常に興奮しているし、同時に誇りに思う」と語った。

 また、昨年10月には当時率いていたイングランド・プレミアリーグ、エバートン(Everton)が降格圏に落ちたことで指揮官から解任されるも、再び成功するチャンスがめぐってきた54歳のクーマン氏は、自身のツイッター(Twitter)で「ここに来られたこと、そして欧州選手権(UEFA Euro 2020)へ向けて母国を率いることができてうれしい」と付け加えている。

 クーマン氏は、ディック・アドフォカート(Dick Advocaat)前監督の後任となる。アドフォカート前監督は昨年5月に自身3度目のオランダ代表指揮官に就任したが、2016年の欧州選手権で予選敗退を喫するなど、近年は苦戦が続いていた欧州の強豪をW杯ロシア大会に導けなかったことで、その7か月後に退任していた。(c)AFP/Benoît NOEL/Jo Biddle