【2月6日 AFP】西アフリカ沖でインド人乗組員22人が乗ったタンカーが行方不明になっていた事件で、運航管理会社は6日、タンカーを乗っ取った海賊らが船を解放したと明らかにした。乗組員も積載していた石油も無事だったという。

 解放されたのはパナマ船籍の「MTマリーン・エクスプレス(MT Marine Express)」。石油1万3500トンを積載してベナンのコトヌー(Cotonou)の沖合に停泊していたが、当局は1日から連絡が取れなくなっていた。

 マリーン・エクスプレスの運航を管理する香港の船舶管理会社アングロイースタン(Anglo-Eastern)は声明で、「マリーン・エクスプレスは2月1日にギニア湾(Gulf of Guinea)で海賊による襲撃・乗っ取りを受けたものの、現在は艦長および乗組員らの統制下にある」と明らかにした。

 また乗組員全員、体調に問題はなく、タンカーに積載されていた石油も無事だという。ただ、アングロイースタンの声明には身代金の支払いがあったかどうかについての言及はなかった。

 ギニア湾で活動する海賊によって同湾の国際航路は深刻な混乱を来しており、世界経済への損失は数十億ドル規模に上るとされている。(c)AFP