【2月6日 Parismodes.tv】フランス・パリ市内で24日、「ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)」が18年春夏オートクチュールコレクションを発表した。デザイナーのジャンポール・ゴルチエは、ショーにも出席したピエール・カルダン(Pierre Cardin)に敬意を表した。

 ゴルチエが18歳のとき初めて出会ったクチュリエがカルダンだった。その後カルダンの元でキャリアをスタートさせる。60年代を彷彿させるコレクションのキャットウォークへ入り口は円形。サイケデリックなイメージのプロジェクション、そしてジャック・デュトロン(Jacques Dutronc)からブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)まで、さまざまなサウンドトラックが流れた。

 モノクロのフレアードレスは、らせん模様やフリンジが施された。テイラードのトラウザーは、留め具のディテールやフリンジがポイント。ジャケットは背中でケープまたはコートテールで、トラウザーはフレアーになっている。キネティックなプリントのロングドレスに、幻覚効果のあるスパンコール付きのオリジナル・レザーを使ったスモール・クチュールジャケット。トロンプ・ルイユのデニムショーツもお忘れなく。

 ショーフィナーレをダンスで締めくくったモデルのココ・ロシャ(Coco Rocha)とココの娘が身に付けていた、ブルーグリーンになるジャガード・ラメは、ジャンポール・ゴルチエにしかできない技術だ。(c)Parismodes.tv