【1月30日 AFP】日本海で21人を乗せたロシアの漁船「ボストーク(Vostok)」が25日以降行方不明になっている問題で、ロシア当局は29日、生存者発見の望みが途絶えたとして捜索を打ち切ると発表した。

 ロシア海難救助当局がAFPに明かしたところによると、今後は現場海域を航行する船舶が捜索に当たるという。

 ボストークは25日朝、極東の沿海(Primorye)地方から200キロの沖合で緊急の無線信号を発信。ロシア非常事態省は強風と高波の中、複数の飛行機や船舶を派遣して5日間にわたる捜索を行ったが、発見には至らなかった。

 同船は韓国の東海(Donghae)港を出て、ロシア・サハリン(Sakhalin)島のホルムスク(Kholmsk)港に向かっていた。(c)AFP