【1月29日 AFP】フィリピン・アルバイ(Albay)州にあるマヨン(Mayon)山が活発な火山活動を繰り広げる中、当局は29日、避難を余儀なくされた人々の数が9万人近くに増加したと明らかにした。すでに避難所は限界近くまで拡大し、衛生状態の悪化が懸念されている。

 ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)比大統領は29日、マヨン山の火口から噴煙、溶岩、噴石が噴出し始めてから2週間ほどが経過する中、被災地の状況を確認するためアルバイ州の中心都市レガスピ(Legazpi)に入った。

 当局は火山周辺の立ち入り禁止区域を9キロ圏内にまで拡大しており、住民の大多数がすでに区域外に避難したという。

 アルバイ州のアル・フランシス・ビチャーラ(Al Francis Bichara)知事が明らかにした当局の見立てによると、避難者たちは少なくとも1か月、避難所に滞在しなければならないという。(c)AFP