【1月27日 AFP】戌(いぬ)年の春節(旧正月、Lunar New Year)が迫る中、イスラム教徒が多数派を占めるマレーシアで小売業を営む華僑・華人は、もめ事を避けるために犬の飾り物を店内に隠している。イスラム教において犬は不浄な生き物と考えられているからだ。

 マレーシアのイスラム教徒の中では保守派が勢力を伸ばしており、少数派宗教や少数民族との間に緊張をもたらしている。

 華僑・華人は人口の4分の1近くを占めているが、首都クアラルンプールのにぎやかなチャイナタウンでは春節用の赤いランタンや花が飾られている一方で、犬の形をした飾りのほとんどは外から見えない場所に隠されている。(c)AFP