【1月27日 AFP】フランスのパリ動物公園(Paris Zoological Park)で26日、約50頭のヒヒが囲いから脱走し、今も3頭が逃走中だ。混乱は収拾したものの、職員らは来園者の避難誘導に追われた。同園が明らかにした。

 国立自然史博物館(National Museum of Natural History)のソフィー・フェレラ・ルモルバン(Sophie Ferreira-Le Morvan)副館長によると、まだ逃げているヒヒは「高齢のメス1頭、若いメス1頭と赤ちゃん1頭」で、それ以外はすべて囲いに戻された。

 逃走中の3頭はパリ南東部バンセンヌ(Vincennes)にあるパリ動物公園中央にあり一般の人は入ることができない「グランロシェ」と呼ばれるエリアにとどまっている。フェレラ・ルモルバン氏によると、3頭は「監視下」にあり、捕獲が完了するまで動物園の営業は再開しない意向だという。

 ヒヒの集団脱走に最初に気付いたのは動物園の職員だった。26日の昼前に従業員専用通路でヒヒの群れを目撃したという。動物園の声明によると、「ただちに」安全手続きが発動され、消防隊員60人、警察官20人、同園の職員全員を動員してヒヒの捕獲作業が行われた。

 一般の人が入ることができるエリアにたどり着いたヒヒは一頭もいなかったが、万一の事態に備えて来園者の避難が命じられた。(c)AFP