【1月24日 MODE PRESS WATCH】ファションアイコンとしても注目の女優エル・ファニング(Elle Fanning)が、本当の自分を求め、心も身体も男になると決断したトランスジェンダー(FTM)の主人公・レイを熱演する映画「アバウト・レイ 16歳の決断」が2月3日より公開される。

(c)2015 Big Beach, LLC. All Rights Reserved.

 男の子として生きることをカミングアウトしたレイ(エル・ファニング)を中心に、突然の告白に動揺し右往左往しながらも歩み寄っていく、色恋沙汰の絶えないシングルマザー・マギー、レズビアンで最愛のパートナーとの暮らしを謳歌しながらレイの新しい人生を応援する、ちょっぴり破天荒なレズビアンのおばあちゃん・ドリーの、3世代の女性たちが織りなす家族の物語。

 アカデミー賞に2度のノミネートを誇るナオミ・ワッツ(Naomi Watts)がマギー役を、名優スーザン・サランドン(Susan Sarandon)がドリーに扮し、豪華出演陣にも注目したい。撮影チームには、コメディタッチで落ちこぼれ家族を描いた映画「リトル・ミス・サンシャイン」のスタッフが再集結した。

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 作品内でメンズサイズのダボっとしたバギーシャツやセーター、フランネルシャツを着こなしたエル・ファニングは、「監督とは如何に男の子として自然なスタイルができるかじっくり話し合った。すこしだらしなかったり、座り方ひとつにしても研究した。監督に息子が3人いるからとても参考になった」と役作りについて語っている。

 最初は“レイの決断”に戸惑いながらも、次第にレイの一番の理解者となっていくマギーとドリー。ぶつかり合い、傷つけ合っても、家族だから何度でもやり直せるーー。それぞれの立場から、それぞれの視点で、レイの決断を温かく見守っていく姿に、どんなことがあっても家族は子供の一番の味方だと感じることのできる、愛おしさに溢れた作品に仕上がっている。スケートボードを片手にストリートを歩く姿など、様々なボーイッシュスタイルが新鮮なエル・ファニングにも、ぜひ注目して!

■作品概要
アバウト・レイ 16歳の決断
原題:ABOUT RAY
監督:ゲイビー・デラル
出演:ナオミ・ワッツ、エル・ファニング、スーザン・サランドン
製作:ビッグ・ビーチ・フィルムズ(リトル・ミス・サンシャイン、サンシャイン・クリーニング)
公開日:2月3日
新宿ピカデリー他にて全国ロードショー

■関連情報
・アバウト・レイ 16歳の決断 公式HP:http://aboutray16-eiga.com/
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