治安部隊や監視カメラ、放射線対策も 朝鮮半島有事に備える国境地域 中国
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■国境を厳しく統制
中朝両国向けの水力発電に使われている巨大な水豊ダム(Sup'ung Dam)では、監視カメラが鴨緑江に目を光らせていた。
長年ダムで働いた元作業員のイン・グオシエ(Yin Guoxie)さん(75)は、「国境は今、厳しく統制されている」と語る。
インさんによると、川を渡ろうとする者を最小限にとどめるため一般の北朝鮮国民はボートの所有が認められておらず、「もし彼らが渡ってきたら、われわれは捕まえて送り返すことになる」のだという。
冬季に凍結する豆満江(Tumen River)が流れるさらに北の龍井(Longjing)では、村人たちが国境防衛団を結成したり幹部が自衛の仕方を住民に教えたりしていた。
地元当局の宣伝部門は昨年、「第2世代の国境監視システム」構築のため数百台のカメラを設置すると発表している。
