【1月23日 AFP】ロシア五輪委員会(ROC)は22日、来月韓国で開催される平昌冬季五輪に中立旗の下で出場する同国選手のユニホームについて、公式衣料品メーカーが製造を開始したことを公表した。声明では、「平昌五輪に出場するロシア選手のユニホーム製造は1月22日に開始され、2月7日まで続けられる」とされている。

 国際オリンピック委員会(IOC)は、国家ぐるみのドーピング問題で平昌五輪へのロシア選手団派遣を禁止した。しかし、クリーンな選手に関しては、そのほか条件を満たせば「ロシアの五輪アスリート」として個人資格での参加が認められている。

 ロシアのスポーツ衣料品メーカーZASPORT社が製造するユニホームは当初、ロシア国旗の白、赤、青が基調となっていたが、新たなデザインでは色がグレー、赤、白に変更されたほか、国旗の代わりに「ロシアの五輪アスリート」の文字がロゴとして使用される。

 ロシアが一連の疑惑を否定するなか、平昌五輪に招待される同国選手の最終リストは、27日に行われるIOCの会議まで公表されないことになっている。(c)AFP