【2月3日 AFP】色と美しさを追求し、手塩にかけて育てられるコイは日本の象徴ともいえる。高額で取引され、その美を競うコンテストもある。

 日本では長年にわたってコイの人気が高く、業界トップクラスの生産者は最も価値が高いとされるニシキゴイを競争の激しい品評会に出品する。その色は、真珠のような白、鮮やかな赤、曇ったような灰色、濃い青、きらびやかな明るい黄色とさまざまだ。

 鯉の品評会を主催する全日本鱗友会会長の服部勇(Isamu Hattori)氏によれば、品評会での得点配分は体形が60%、色やコントラストが30%を占める。

 では残りの10%は? 定義するのも評価するのも困難だが、「品格」だと服部氏は言う。(c)AFP/Etienne BALMER