【1月17日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領(71)が就任後初めて受けた健康診断の結果が16日、完全な形で発表された。診断結果は、トランプ氏は任期終了まで良好な健康状態を維持する見通しで、認知機能の問題もないとしている。

 医師のロニー・ジャクソン(Ronny Jackson)氏はホワイトハウス(White House)で開いた記者会見で、先週行われた健診の結果、「大統領は健康であり、任期終了までその状態を保てる見通しであることを、すべてのデータが示している」と発表。大統領の健康状態は「優良」だと述べた。

 ジャクソン氏はまた、「認知面で何らかの問題があることを示す兆候はなかった」と説明。認知機能の検査はトランプ氏自身が希望し、結果は「極めて良好」だったと述べた。

 ジャクソン氏によると、健診ではモントリオール認知評価検査(MoCA)と呼ばれるテストが行われ、トランプ氏は30点満点中で30点だった。

 トランプ氏の身長は190センチ、体重は108キロ、心拍数は68、血圧は122/74だった。

 ただし今後、トランプ氏は減量に向けて食生活と運動習慣を少し改める見通し。ジャクソン氏は「向こう1年くらいの合理的な目標は10~15ポンド(約4.5~6.8キロ)の減量だと考えている。食事と運動についてたくさん話した。彼は運動よりも食事制限の方に熱心だが、両方行う」と語った。

 トランプ氏に対しては精神状態が健全なのか懸念する声が上がっており、今月出版された暴露本では側近らが同氏の大統領としての適性に疑問を投げかけたとされている。(c)AFP