【1月14日 AFP】ダカールラリー(Dakar Rally 2018)は13日、第7ステージが行われ、プジョー(Peugeot)のステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)はサスペンションの故障に見舞われて1時間45分ほど立ち往生し、通算14度目の優勝の希望は壊滅的な打撃を受けた。

 3連覇を目指すペテランセルは、ボリビアのラパスからウユニ(Uyuni)へ向かう途中の186キロ地点でストップした。チームによれば、ペテランセルが他の競技者を追い抜こうとした際に、石がサスペンションへのダメージを引き起こしたという。

 52歳のペテランセルは総合首位に立ち、チームメートで2位につけるカルロス・サインツ(Carlos Sainz、スペイン)に27分10秒という大きな差をつけてこの日のスタートを迎えていた。

 チームメートのシリル・デプレ(Cyril Despres、フランス)の助けを借りてレースに復帰したものの、サインツから遅れること1時間47分56秒後にフィニッシュしたペテランセルは、首位に浮上したサインツに逆に1時間20分46差をつけられ、3位に転落している。

 ステージ2位にはジニエル・ドヴィリエ(Giniel de Villiers、南アフリカ)、3位にはナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)と、トヨタ(Toyota)勢が入っている。

 一方二輪では、ホンダ(Honda)のホアン・バレダ・ボート(Joan Barreda Bort、スペイン)が今大会3勝目を挙げたが、ヤマハ(Yamaha)のアドリアン・ファン・ビベレン(Adrien Van Beveren、フランス)が再び総合首位に浮上した。

 ファン・ビベレンは、第6ステージを終えて総合首位に立っていたホンダのケビン・ベナバイズ(Kevin Benavides、アルゼンチン)を逆転し、逆に3分14秒のアドバンテージを得た。総合3位には4分45秒差でバレダが付けている。(c)AFP