■エリナ・スビトリーナ

 昨季のスビトリーナは、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)やロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2017)などを制して全選手中最多となるツアー5勝を記録。世界ランクも9月にキャリアハイとなる3位まで上昇するキャリア最高の1年を過ごした。

 まだ23歳ながら、ロジャーズ・カップではビーナス、ガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)、ハレプ、ウォズニアッキに快勝し、ランキング上位勢相手にも強いことを証明しており、強豪が名を連ねた前週のブリスベン国際(Brisbane International 2018)でも、ジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)やプリスコバを退けて優勝。ランキングも4位まで戻してきた。

■カロリーナ・プリスコバ

 すらりとした長身とタトゥーがトレードマークの25歳は、昨季はブリスベン国際などで3勝を挙げ、7月には世界ランク1位を奪取した。大会第5シードで臨んだ昨年の全豪オープンではベスト8入りを果たしたが、今回はそれを上回る成績を目指している。

 最大の武器は強烈なサーブで、昨季は69試合で全選手中トップとなる452本のエースをファーストサービスでたたき込んだ。現在のランキングは6位だが、調子がいい時のプリスコバは手ごわい存在で、今年のブリスベン国際ではスビトリーナに敗れて4強止まりになったものの、全豪に向けて良い試運転はできている。

■ジョアンナ・コンタ

 オーストラリア生まれ、英国育ちのコンタは、2016年大会でビーナスを1回戦で破り、最後は優勝したアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)に敗れたものの、ベスト4入りを果たして大会を盛り上げた。

 前回大会は、こちらも最終的に優勝したセレーナに敗れて準々決勝敗退。ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)で4強に入った後は長引く負傷の影響もあってスランプに陥り、ランキングも自己最高の4位から9位まで落とした。オーストラリアでのプレーを毎年楽しみにしているコンタだが、今季は昨年優勝したシドニー国際(2018 Sydney International)でも1回戦で敗退している。(c)AFP/Daniel HICKS