【1月10日 AFP】ダカールラリー(Dakar Rally 2018)は9日、第4ステージが行われ、四輪部門ではプジョー(Peugeot)のセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)が今大会初のステージ優勝を果たした一方、二輪では総合連覇を目指すKTMのサム・サンダーランド(Sam Sunderland、英国)が負傷のため棄権を強いられた。

 1分35秒差の2位にはカルロス・サインツ(Carlos Sainz、スペイン)、3分16秒差の3位にはステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)とプジョー勢が上位を独占。総合ではペテランセルがローブに約7分、サインツに約13分の差をつけて首位を守っている。

 ローブは「これ以上、ステージを落としてタイムを失うのはイヤだからね。すごく難しいステージだっただけに、とても良い一日になった。砂丘があって、ナビゲーションが必要だった。でも文句はないよ!」と喜んだ。

 一方、プジョーのシリル・デプレ(Cyril Despres、フランス)とトヨタ(Toyota)のナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)は、ペルーの砂漠に苦しみ、ともに総合3位以内から陥落した。デプレは180キロ地点でリアタイヤが壊れ、アルアティアは何回も車を止めなくてはならず、普通のペースで走れなかったせいで30分以上を浪費した。

 第3ステージまで二輪部門の総合首位を走っていたサンダーランドは、マシンが跳ねた際に腰を痛めてリタイアを強いられた。KTMはツイッター(Twitter)で「サンダーランドは本日の第4ステージでクラッシュし、今年のダカールからの離脱を強いられた。現在はペルーのリマで検査を受けている。早い回復を願っている」と発表した。

 この結果、二輪ではヤマハ(Yamaha)のアドリアン・ファン・ビベレン(Adrien Van Beveren、フランス)が総合首位に浮上している。(c)AFP