【1月9日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で生まれた結合双生児の分離手術が8日、サウジアラビアの首都リヤドで行われ、無事成功した。国営サウジ通信(SPA)が伝えた。

 SPAによると、双子の女児であるファラー(Farah)ちゃんとハニーン(Haneen)ちゃんの分離手術が無事成功したことを、手術チームを率いた担当医が認めたという。

 8日朝に始まった手術では、肝臓を含む複数の臓器の分離、さらにはハニーンちゃんの臓器の修復が行われた。

 ガザ地区にあるシーファ病院(Shifa Hospital)の新生児集中治療室を率いる、アラム・アブ・ハムダ(Allam Abu Hamda)医師は昨年10月、AFPの取材に対し、2人が腹部と骨盤の部分で結合しているため同地区内では手術が不可能であり、分離手術を受けるために2人を海外へ移送するよう訴えていた。(c)AFP