【1月9日 AFP】男子テニスのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が9日、来週開幕する全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)での半年ぶりのツアー復帰へ向け、意欲を語った。

 ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を破って2014年の全豪オープンを制した四大大会(グランドスラム)通算3勝のワウリンカは、昨年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)1回戦以降は実戦から遠ざかっており、現在の世界ランキングは9位にまで落ちている。

 それでも、膝のけがは完全に治ったという32歳のワウリンカは「ツアーに戻ってこられて本当に本当にハッピー。そして太陽を浴びることができてね」「まだまだやらないといけないことは多いが、非常に前向きな気持ちでいる。開幕が待ち遠しい」と報道陣に話した。

 5度の準優勝を誇るアンディ・マレー(Andy Murray、英国)と錦織圭(Kei Nishikori)が、すでに故障で欠場することが決定している中、全豪オープンの大会ディレクターを務めるクレイグ・タイリー(Craig Tiley)氏も、ワウリンカの出場の意向を歓迎している。

「(ワウリンカをめぐっては)多くの質問があったが、本人が公に発言したのは半年間で今回が初めて。私たちは彼がここに来ることで合意し、出場へ向けて準備が整ったことに興奮している」 (c)AFP