【1月7日 AFP】テニス、ブリスベン国際(Brisbane International 2018)は6日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第3シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)が3-6、6-1、6-4で第1シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を下し、決勝進出を決めた。

 第1セットを落としたキリオスは第2セットと第3セットで見事なテニスを披露し、ライアン・ハリソン(Ryan Harrison、米国)との決勝に駒を進めている。

 序盤調子の上がらなかったキリオスは、前回大会覇者のディミトロフにブレークを許して第1セットを落としたが、第2セットは2度のブレークを手にして約30分でこのセットを奪い返した。

 第2セット以降は見事なサーブを打ち込んだキリオスは、ファーストサービスのポイント率で80パーセントを記録し、ブレークポイントは1度しかなかった。

 今大会を通じてサーブに苦しんでいたディミトロフを相手にアドバンテージを生かすことができたキリオスは、自身のリターンで相手に常にプレッシャーをかけた。キリオスは最終セットの第7ゲームでブレークを奪うと、そのまま勝利を収めた。

 一方でハリソンは4-6、7-6 (7-5)、6-4という2時間半を超える闘いを制し、ワイルドカード(主催者推薦)で出場しているアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)の夢のような勝ち上がりに終止符を打った。

 デミノーは第1セットをものにすると、第2セットのタイブレークでも5-3とリードを奪い、予期せぬ決勝進出を果たすかに思われた。

 それでもハリソンはそこから4ポイントを連取してこのセットを奪い1セットオールとすると、第3セットでは序盤で二つのブレークを連取し、その後デミノーの反撃を1ブレークに抑えた。(c)AFP