【1月6日 AFP】フィリピン首都マニラ南東約400キロのマトノグ(Matnog)の海岸に漂着したプラスチックドラムからコカイン約24キロ(推定価格1億2500万ペソ、約2億8200万円)が見つかった。麻薬取締当局が5日、明らかにした。

 AFPの取材に応じた麻薬取締当局の地区担当者によれば、地元漁師が3日、海岸でドラム缶を発見し、中に何が入っているか知らないまま警察に通報した。ドラム缶の中にはプラスチック袋に包まれたコカインの塊、約24キロが入っていたという。

 同担当者によれば、このコカインは、発見された前日にフィリピン東部沖で高波に襲われた台湾船籍の貨物船に積まれていた可能性が高い。損傷した同船から救助された中国人、香港人、台湾人の乗組員9人は現在、地元当局に拘束され、取り調べを受けている。(c)AFP