【1月3日 AFP】男子テニス、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が2日、出場を予定していたシーズン開幕戦のブリスベン国際(Brisbane International 2018)を棄権すると発表。全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)へ向けた調整に大きな打撃を受ける形となった。

 2017年に右臀部(でんぶ)を負傷し、サム・クエリー(Sam Querrey、米国)にフルセットの末に敗れたウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)準々決勝以降はツアーから遠ざかっているマレーは「長期間にわたり臀部のせいで非常に難しい時間を過ごしており、多くの専門家に助言を求めてきた」と自身のインスタグラム(Instagram)につづった。

「保存療法を勧められ、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)以降はリハビリの観点から必要とされることをすべてやってきたし、再びコートで戦えるように非常にハードに取り組んできた」

「ここブリスベンでは何人かのトップ選手と練習試合をしたが、残念ながら自分がありたいレベルには到達できていないので、選択肢を再検討する必要がある」

「リハビリを続けたり、臀部に回復の時間を与えたりするのは一つの選択肢。手術も一つのオプションだが、良い結果が得られる可能性は自分が望む以上に高くない。だからこそ手術は二の次だったし、これまでも回避を希望してきた。検討しなくてはいけないかもしれないが、そうならないことを祈ろう」

 今年の全豪オープンは今月15日に開幕するが、マレーはこのままオーストラリアに残るか、帰国するかについては週末までに決定するとしている。(c)AFP