【12月31日 AFP】物価高への不満をきっかけに始まった反政府デモから3日が経過したイランで、同国のアブドルレザ・ラハマニファズリ(Abdolreza Rahmani Fazli)内相は31日、デモの参加者らは自らの行動への代償を支払うことになると警告した。

 ラハマニファズリ内相は国営テレビで、「公共物を破壊し、秩序を乱し、法を犯す者たちは自分たちの行動に責任を持ち、その代償を支払わなければならない」「暴力、不安、恐怖の拡大は間違いなく阻まれる。人々の警戒心と理性はこれまで常に、いかなる画策をも失敗に導いてきた」と述べた。

 デモは30日、開始から3日目となり、各都市や町で数千人がデモ行進するなどした。行政の建物が襲撃されたとの情報もある。

 一連の動きに対してイラン政府は、これ以上の「違法集会」を開かないよう警告し、携帯電話のインターネット接続を遮断した。(c)AFP