【12月29日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は28日、同国第2の都市サンクトペテルブルクのスーパーマーケットで前日に発生した爆発について「テロ行為」だと述べ、テロの容疑者は「その場で殺害」してもよいと命じたことを明らかにした。

 27日午後、プーチン大統領の出身地でもある西部サンクトペテルブルク市内のスーパーで、ロッカーに仕掛けられていた手製の爆発物が爆発。妊娠中の女性を含む14人が負傷した。

 プーチン大統領はシリアでの軍事作戦に参加した兵士を表彰する式典で、「知っての通り、昨日サンクトペテルブルクでテロ行為があった」と述べ、治安当局に「毅然(きぜん)とした態度で行動し」、武装した容疑者らが抵抗を示せば「無法者たちをその場で殺害」するように命じたと語った。

 ドミトリー・ぺスコフ(Dmitry Peskov)大統領報道官は記者団に対し、プーチン大統領の発言は「わが国でテロを実行しようと画策する」すべての人物に言及したものだとの認識を示した。(c)AFP/Anna SMOLCHENKO with Marina KORENEVA in Saint Petersburg