【12月25日 AFP】(更新)中米グアテマラのジミー・モラレス(Jimmy Morales)大統領は24日、在イスラエル大使館をエルサレムに移転させると発表した。ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定して以降、大使館を同地に置くと表明した国は初めて。

 モラレス大統領はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相との会談後、自身のフェイスブック(Facebook)で「最も重要な議題の一つ」はグアテマラの大使館を現在のテルアビブからエルサレムに戻すことだったと説明。

 その上で、外務省に対し、大使館移転の実現のために必要な個別の調整をするよう指示したことを明らかにした。

 国連総会(UN General Assembly)で21日、エルサレムをイスラエルの首都と認定した米政府の決定を無効とする決議案の採決で、グアテマラはホンジュラスなどほか8か国とともに反対票を投じていた。

 グアテマラとホンジュラスは、治安対策で米国から資金援助を受けている。

 モラレス大統領は先週、「グアテマラは歴史的にイスラエルを支持してきた。70年に及ぶ関係を通じてイスラエルはわが国の同盟国だった」と、決議案に反対した自国の立場を擁護していた。(c)AFP