【12月21日 AFP】今年6月に1人が死亡する交通事故に関わった女子テニスのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)について、米フロリダ州パームビーチガーデンズ(Palm Beach Gardens)の警察当局は同選手を訴追しないことに決めた。地元メディアが20日、報じた。

 警察によれば、ヴィーナスは交差点に進入しようとしたところ、事故に絡まなかった別の車に進行を妨げられたといい、それが原因でリンダ・バーソン(Linda Barson)さんが運転していたセダンが、交差点内で停止していた同選手のスポーツ用多目的車(SUV)に衝突したと説明。両者に過失はなく、罪に問われないと結論付けた。

 ヴィーナスとバーソンさんにけがはなかったが、同乗していたバーソンさんの夫ジェローム(Jerome)さんは事故から13日後に死亡。その後、遺族が過失致死の罪でヴィーナスを告訴していた。(c)AFP