【12月17日 AFP】17-18スペイン1部リーグは16日、第16節の試合が行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)が新本拠地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)での初得点を記録し、アラベス(Alaves)に1-0で勝利。今節敗れたバレンシア(Valencia CF)を抜いて2位に浮上した。

 今季無敗を維持しているアトレティコが、今月に今季3人目の指揮官としてアベラルド・フェルナンデス(Abelardo Fernandez)監督が就任してから2連勝中のアラベスから決勝点を奪ったのは後半29分だった。トーレスはピッチに立ったわずか6分後、シメ・ヴルサリコ(Sime Vrsaljko)のクロスに合わせて今季初得点を挙げた。

 beINスポーツ(beIN Sports Spain)に対して「得点を決めることができて喜んでいる。ゴールを決めるといつも良い仕事をした気分になるね」と語ったトーレスは、今季リーグ戦での先発出場がわずか1試合にとどまっていることについて、「より多くの時間を獲得し、決定的なゴールを挙げるために戦っている」と話しており、この日の得点でディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督からより多くの出場機会が与えられることを期待している。

 シメオネ監督はトーレスだけでなく、同じく途中出場したアンヘル・コレア(Angel Correa)とヤニック・フェレイラ・カラスコ(Yannick Ferreira Carrasco)をたたえ、「コレア、カラスコ、そして何よりトーレスの投入によってチームに不足していた推進力が生まれた」とコメントした。

 同日に行われた試合で、バレンシアはSDエイバル(SD Eibar)に1-2で敗れて最近3試合で2敗目を喫し、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差は5のままとなっている。アトレティコは首位との勝ち点差を3とし、4位につけるレアル・マドリード(Real Madrid)とのポイント差を5に広げている。

 一方、敗れたアラベスは1部残留となる17位と3ポイント差の18位となっている。(c)AFP