【12月11日 AFP】米政府は10日、パレスチナ自治政府が今月に中東を訪問予定のマイク・ペンス(Mike Pence)副大統領との会談を拒否したことついて、地域の和平を協議する機会から「遠ざかろうとしている」と非難した。同自治政府は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領がエルサレムをイスラエルの首都に認定したことに反発している。

 ジャロッド・エイガン(Jarrod Agen)副大統領次席補佐官は声明で、ペンス副大統領とパレスチナ自治政府との会談を断念したことを事実上認めた。

 エイガン氏は声明で、副大統領はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相とエジプトのアブデルファタハ・シシ(Abdel Fattah al-Sisi)大統領との会談を楽しみにしているとした上で、「パレスチナ自治政府が、この地域の将来について協議する機会から再び遠ざかろうとしていることは遺憾だ」と述べた。

 さらに、トランプ政権は今後もイスラエルとパレスチナの和平実現に向けて懸命に努力すると強調した。(c)AFP