【12月9日 AFP】ロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は8日、北朝鮮は核問題について米国と協議する意思があるが、米政権を信用できないことがその妨げになっていると語った。

 ラブロフ外相は欧州安保協力機構(OSCE)外相理事会後の記者会見で、問題は「米国の新政権によって1年や2年で合意が破棄されることはないと北朝鮮をどうやって納得させるかだ」と述べた。

 ラブロフ外相は「米政府がイランとの核合意を破棄しようとしているときだからこそ、北朝鮮は安全保障の確約を必要としている」、「私は今、朝鮮半島の核問題についての対話が開かれることを希望する」と述べた。

 前日の7日、ラブロフ外相は米国のレックス・ティラーソン(Rex Tillerson)国務長官との会談後に「北朝鮮は何よりも米国と安全保障の確約について協議したがっている。わが国にはこうした交渉を支援し、参加する用意がある」と語っていた。(c)AFP