【12月4日 AFP】サッカー米国代表前監督のユルゲン・クリンスマン(Jurgen Klinsmann)氏が、先月辞任したアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)氏の後任として、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)でオーストラリア代表を率いることに興味を示しているのが明らかになった。

 豪アデレード(Adelaide)の地元紙アドバタイザー(Advertiser)などが3日に報じたところによると、北中米カリブ海最終予選で低調なスタートを切ったことで、米国代表の指揮官を昨年解任されたドイツ出身のクリンスマン氏は、サッカルーズ(Socceroos、オーストラリア代表の愛称)の監督職に就ける可能性があるか探るよう親しい友人の一人に依頼したという。

 同紙の報道によれば、クリンスマン氏の友人はオーストラリア代表の元選手に豪Aリーグのクオリティーや、同国代表にロシア大会で上位進出を狙える力があるかといったことについて質問したというが、同氏はオファーされる報酬次第で思いとどまる可能性もあるとされている。

 豪テレビ局SBSは、オーストラリアサッカー連盟(FFA)が同国代表の指揮官に支払える年棒は150万豪ドル(約1億3000万円)と報じており、その金額はクリンスマン氏が米国代表監督としてもらっていた額の半分となっている。(c)AFP