【12月2日 AFP】中国・北京市当局は1日、来年の春節(Lunar New Year、旧正月)に先立ち、花火や爆竹の使用を禁じる条例案を可決した。国営新華社通信(Xinhua)が報じた。

 同市では先月19日に低所得者が多く住む居住区画で19人が死亡する火災が発生し、同様の低家賃の住居ビルの取り壊しを行うなど、火災につながる危険物などを取り締まる措置を講じている。

 春節には花火や爆竹が付き物で、音や炎で悪霊を遠ざけると考えられている。人々が陽気でにぎやかに過ごす春節の祝日期間中にも北京市当局がこの禁止条例を適用するかどうかは明らかにされていない。

 中国国内ではここ数年、安全性の問題や大気汚染の懸念から花火や爆竹を規制する都市が増えてきている。(c)AFP