【11月29日 AFP】英王室は28日、ヘンリー王子(Prince Harry、33)と婚約者の米女優メーガン・マークル(Meghan Markle)さん(36)が、来年5月にロンドン郊外のウィンザー城(Windsor Castle)で挙式すると発表した。マークルさんは挙式前に英国市民権取得の申請や英国国教会(Church of England)への入信も行う予定で、米女優から英王族への道を歩み始めることになる。

 ヘンリー王子の広報担当者は記者団に対し、マークルさんは「英国市民になる意向があり、その手続きには数年かかる。その間は米国市民権を維持する」と説明。共に熱心な慈善活動家であるヘンリー王子とマークルさんの挙式は、「2人のカップルとしての人となりを反映する」ものになるという。

 式場となる聖ジョージチャペル(St George's Chapel)があるウィンザー城は、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)が週末を過ごす場所だが、広報担当者によると、ヘンリー王子とマークルさんにとっても過去1年4か月の交際中に一緒に過ごした「非常に特別な場所」だという。

 聖ジョージチャペルは、ヘンリー王子が洗礼を受けた場所であるほか、共に離婚歴のあるチャールズ皇太子(Prince Charles)とカミラ夫人(Camilla, Duchess of Cornwall)が挙式後に聖職者の祝福を受けた場所でもある。また、1837年から63年間にわたり続いたビクトリア朝以降を中心に、数多くの王族が同チャペルで挙式した。(c)AFP/Dario THUBURN