【11月28日 AFP】アルゼンチン沖で消息を絶った同国海軍の潜水艦「サンフアン(ARA San Juan)」が、消息を絶つ前に送った最後のメッセージで、海水により電気系統がショートして火災が発生したと知らせていたと、アルゼンチンのニューステレビ局が27日、報じた。

 乗組員44人を乗せた「サンフアン」は最後の交信があった15日以降、行方がわからなくなっており、15か国が参加して捜索活動が行われている。

 アルゼンチンのニュースチャンネル「A24」によると、「サンフアン」から最後に送られたテキストメッセージは、換気装置に海水が入り込みバッテリーがショートして火災が発生したと知らせる内容だった。

「サンフアン」の捜索は、同国沿岸から約400キロ離れた沖合に位置する、沈没をもたらした可能性のある爆発があった場所周辺の半径35キロの海域に範囲を広げて行われている。 (c)AFP