世界の王族と結婚した5人の米国人女性
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■ヌール王妃
1978年、ヨルダン国王フセイン1世(King Hussein)は、米国人女性のリサ・ナジーブ・ハラビー(Lisa Najeeb Halaby)さんを4人目の王妃として迎えた。
ハラビーさんは1951年8月23日、米首都ワシントン(Washington D.C.)の著名なアラブ系アメリカ人の家庭に生まれた。家族はキリスト教徒だった。
プリンストン大学(Princeton University)を卒業した後、ハラビーさんは1978年6月にフセイン国王と結婚。イスラム教に改宗し、ヌール・フセイン王妃(Queen Noor al-Hussein)となった。
■ホープ・クック
米ニューヨーク社交界の有名人ホープ・クック(Hope Cooke)さんはヒマラヤの小さなシッキム王国(当時)の皇太子と1963年に結婚した。この結婚をめぐっては、作曲家リチャード・ロジャース(Richard Rodgers)と劇作家オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II)のミュージカル『王様と私(The King and I)』と比べられてきた。
1940年6月24日にサンフランシスコ(San Francisco)で生まれたクックさんは、まだ学生だった1959年にインドを旅行し、そこでシッキム王国のパルデン・トンドゥプ・ナムゲル(Palden Thondup Namgyal)皇太子と出会った。その後、妻と死別した皇太子とクックさんは1963年に結婚。1965年に夫が即位して王妃となった。
シッキムは1973年にインドに編入され、クックさんは2人の子どもを連れて米国へ帰国、1980年に2人の離婚が成立した。元国王は2年後に死去した。(c)AFP