【11月28日 AFP】スペイン1部リーグ、セビージャFC(Sevilla FC)のエドゥアルド・ベリッソ(Eduardo Berizzo)監督が、28日に前立腺がんの手術を受けることが分かった。クラブによれば、アシスタントを務めるエルネスト・マルクッチ(Ernesto Marcucci)氏が暫定的に指揮を執るという。

 クラブは27日に声明を発表し、「ベリッソ監督がセビージャのベンチに復帰できるかは、手術と術後の回復具合による。セビージャFCは、彼の早期復帰に自信を持っている」とした上で、当面はアシスタントのマルクッチ氏がチームを監督すると述べた。

 セビージャは先週、チームが3点ビハインドから3-3の引き分けに持ち込んだ欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)のリバプール(Liverpool FC)戦から数時間後に、ベリッソ監督が前立腺がんを患っていると公表した。

 48歳のアルゼンチン指揮官の元には、スペインサッカー界から温かいメッセージが数多く寄せられており、セビージャが3-2で勝利した26日のビジャレアル(Villarreal CF)戦前には、相手の選手やファンからも支援の気持ちが示されていた。

 これを受けてベリッソ監督も、ビジャレアル戦を前に「セビージャFC、会長、取締役会、関係者、そして選手。彼らが見せてくれたサポートや愛情、親しみ、そして目の前に壁が立ちはだかりながらも、私の仕事に示してくれた自信に心から感謝している」と話し、なるべく早く復帰したいと意気込んでいる。

 セビージャは29日、ホームでFCカルタヘナ(FC Cartagena)とのスペイン国王杯(Copa del Rey 2017-18)4回戦第2戦に臨む。チームはすでに第1戦で3-0の快勝を収め、弾みをつけている。(c)AFP