フランスがデ杯制覇に王手、初ペアが起用に応えて白星挙げる
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【11月26日 AFP】男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2017)は25日、仏リール(Lille)でワールドグループ決勝が行われ、フランスは第3試合のダブルスでリシャール・ガスケ(Richard Gasquet)/ピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert)組が6-1、3-6、7-6(7-2)、6-4でベルギーのルーベン・ベーメルマンス(Ruben Bemelmans)/ヨリス・デ・ルーレ(Joris De Loore)組を下し、2勝1敗として優勝に王手をかけた。
フランスのヤニック・ノア(Yannick Noah)監督はガスケとエルベールに初めてペアを組ませるというギャンブルに出たが、これが奏功した。
ノア監督は「私の首がかかっていたからね、素晴らしい勝利だ」と笑顔を見せた。
「彼らは技術的に互いに補完し合えると思った。明らかなミスもあったが、互いに助け合えていたと思う。リシャールは後方、そしてリターンで堅固で、ピエール・ユーグはボレーに強みがある。プレースタイルがうまく融合していた」
一方でベルギーの大会初制覇の希望は、26日に行われる第4試合でフランスのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga)と対戦する好調のエース、ダビド・ゴフィン(David Goffin)が勝利することにかかっている。
ノア監督は「とてつもなく大きな試合になるだろう。フランスが2勝1敗でリードして、両国のナンバーワン選手が対戦することは長らく考えていた」とコメントしている。
仮にゴフィンが勝利を収めれば、試合はリュカ・プイユ(Lucas Pouille)とベルギーのデ杯スペシャリスト、スティーブ・ダルシ(Steve Darcis)が対戦する最終第5戦に持ち込まれる。
ベルギーのヨハン・ヴァン・ヘルク(Johan Van Herck)監督は、最終日の大逆転への希望を捨ててはいない。
「一つのチームとしてどのように戦うかが分かっているということは、示している。あすプレーするのは2人とも素晴らしい選手だ」
24日の第1試合ではゴフィンがプイユに勝利したものの、第2試合ではツォンガがダルシを圧倒していた。(c)AFP