【11月24日 AFP】南アフリカの最高裁(ブルームフォンテーン、Bloemfontein)は24日、交際相手の女性を射殺したとして殺人罪で禁錮6年の有罪判決が確定し服役中の両脚義足のランナー、オスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)受刑者に対する量刑を、当初の2倍以上に当たる禁錮13年5月に引き上げた。

 ピストリウス受刑者について、検察側は同受刑者が心からの悔悟の念を示していないと主張し、量刑があまりに軽過ぎるとして上訴していた。

 ピストリウス受刑者は2013年2月14日、恋人だったリーバ・スティンカンプ(Reeva Steenkamp)さん(当時29)をバスルームのドア越しに銃で4度撃って死亡させた。2014年の裁判では無罪を主張し、それ以後も一貫して侵入者と勘違いして発砲したのであり、怒りに任せてスティンカンプさんを殺害したわけではないとして罪を否定し続けている。(c)AFP