■「永遠のチャンピオン」

 グランドスラムのシングルスで通算18勝、女子・混合ダブルスで計41勝を挙げたナブラチロワ氏は「ヤナ・ノボトナさんの訃報にテニス界は悲しみに暮れている…。ショックで言葉にならない。ヤナは私にとって真の友人であり、素晴らしい女性だった」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 また、グランドスラムのシングルスで通算18勝を誇るクリス・エバート(Chris Evert)氏は「テニス界にとって悲しい損失。そして、彼女と深い友情で結ばれた私たちにとっては、計り知れない喪失だ。誠実で人々から尊敬された女性だった」とツイート。

 さらに、2016年に行われた全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)のファイナリストで元世界ランキング1位のカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)も「ヤナ・ノボトナさんのことを耳にし、非常に悲しく思う。彼女は私にとって永遠のチャンピオン。RIP(安らかに眠れ)」と追悼した。

 同じくチェコ出身で2015年の全仏オープンテニス(French Open 2015)で準優勝に輝いたルーシー・サファロバ(Lucie Safarova)は、1998年のウィンブルドンを制したノボトナさんがトロフィーを掲げる写真をインスタグラム(Instagram)に投稿し、「まだショックから立ち直れない…。あなたは、これからも最高の伝説的選手、そして素晴らしい一人間として、私たちの心に残り続けるでしょう」とつづった。

 シングルスで自己最高2位に到達したノボトナさんは、チェコスロバキア代表として1988年の国別対抗戦フェドカップ(Fed Cup)を制しただけでなく、五輪の舞台ではダブルス種目で2つの銀メダル、シングルスでも1996年のアトランタ五輪で銅メダルを獲得。引退後の2005年には国際テニス殿堂(International Tennis Hall of Fame)入りを果たした。(c)AFP