【11月16日 AFP】中国東部の高速道路で15日、少なくとも車両30台が巻き込まれる玉突き事故が起き、18人が死亡した。地元当局が明らかにした。

 事故が起きたのは安徽省(Anhui)阜陽市(FuYang)。現場からの映像では、大型貨物トラックの下で半分ほどの大きさにつぶされた複数のセダン型車や、車のドアについた血痕、さらに人の泣き叫ぶ声が確認できる。

 警察によると、今回の事故では21人が負傷し、うち11人が重傷を負った。警察は事故原因を「霧」による視界不良としているが、中国の悪名高い大気汚染が一因となった可能性もある。阜陽市当局は一帯に重度の大気汚染警報を発令していた。

 事故により一部の車両で火災が発生。2時間以上激しく燃え続けた後、数台が黒焦げになった。地元消防署は、消防車14台と消防士100人以上を現場に派遣した。(c)AFP