■「オンラインとオフラインの融合」

 2009年に始まった「双11」は当初、多くの企業にとって、在庫整理かバーゲンセールの機会ととらえられてきた。しかし、そのイベントは今年、業界に「新小売元年」をもたらした。

 アリババのジャック・マー(Jack Ma)会長は昨年11月、「新小売」の概念を押し出し、京東創始者の劉強東(Richard Liu)CEOも「第4回小売革命」を提唱した。表現は違っているが、2人とも「オンライン・オフラインの融合」という市場の核心的変化を見抜いていた。

 今年の「双11」は、より多くの「オフライン」の実体店舗が登場。オンラインでにぎわうだけでなく、実体店舗にも行列ができている場面も多々見られた。アリババによると、国内外100以上のオンラインショップ、無人店舗10万軒、小売店60万軒、「天猫」店舗4000軒などが今年の「双11」に参加し、消費者に「新しい小売体験」をもたらした。「私たちはオフラインの実体店舗のためにデジタル化を助けたのだ」。アリババグループの張勇(Daniel Zhang)CEOは胸を張った。

 京東は、初の「無人スーパー」を「双11」期間に、北京市(Beijing)内の京東本部にデビューさせた。スキャンして買い物をすませるのに要した時間は、たったの5秒だった。

 人工知能(AI)、ビッグデータ、生物識別、モノのインターネット(The Internet of things、IoT)を代表とした技術革新は、小売システム全体の資金、商品や情報の流れの最適化を推し進めている。中国のインターネットショッピングは世界の前列へ積極的に向かっている。(c)東方新報/AFPBB News