【11月17日 MODE PRESS WATCH】「プラダ(PRADA)」は広告キャンペーン「365」の新たなチャプターとして、2018年リゾート広告キャンペーンの2つのヴィジュアル「Perspectives(展望)」と「Synthesis(統合)」を発表した。

 シーズンを通して多次元的な世界を複数のストーリーを通して表現する、同ブランドが取り組むファッションキャンペーンの新たなアプローチとしてスタートした広告キャンペーン「365」。撮影はベルギー出身のフォトグラファー、ウィリー・ヴァンデルペール(Willy Vanderperre)が手掛けている。新たに発表された2018年リゾート広告キャンペーンは、モデルのクリス・グリカイテ(Kris Grikaite)を主役に迎え、「Perspectives(展望)」と「Synthesis(統合)」の2つのテーマで構成される。

 同コレクションを新たな見方で再解釈した「Perspectives」は、2018年リゾートファッションショーが開催された伊・ミラノのガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世にあるプラダ財団のアートスペース「オッセルヴァトリオ(Osservatorio)」を背景に、過去から知識とインスピレーションを得ながら、常に未来に目を向けるモダニズムの視点で描かれている。19世紀に建てられたガレリアの上に高くそびえるガラスのドーム天井が、「オッセルヴァトリオ」の窓の外に広がるグラフックな背景を形成し、背景のドームに影響されて3次元が2次元に、現実が抽象的に、見る側が見られる側に、そして歴史が現代へと変容する瞬間を捉えている。また、スポーツのインスピレーションとベルエポック時代のエレガンスとの間の緊張感が、コレクションのキールックとガレリアのユニークな建築物の間にある連続的なコントラストの中で描かれ、鉄とガラスの厳密で人工的な幾何学模様と、グリカイテの自然で自発的なふるまいとの矛盾が映し出されている。

 そして「Synthesis」は、リゾートコレクションのアクセサリーにフォーカスし、クリス・グリカイテのクローズアップと今シーズンのハンドバッグの「ポートレート」を並列に捉えている。同ブランドの新たなクラシックモデルである「プラダ カイエバッグ」と「プラダ エティケット」にフィーチャーし、コラボレーターであるジェームス・ジーン(James Jean) が描いたラビットプリントの大胆なアートワークを強調。まったく異質な要素を一つにまとめて全体を形成している。クラシックな「プラダ」のアクセサリーが新しいコレクションのために変化および進化して生み出された、微細なディテールを映し出している。「プラダ」が表現するビジュアルアイデンティティを感じてみて。

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■関連情報
・プラダ 公式HP:www.prada.com
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