【11月10日 AFP】サッカー日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ(Vahid Halilhodzic)監督が9日、仏リール(Lille)で翌日に控えるブラジル代表との親善試合を前に記者会見に臨んだ。

 現役として活躍した1980年代はナント(Nantes)に所属し、引退後に4年間指揮を執ったリール(Lille OSC)では2000年に一部昇格へ導くなど、フランスでの一戦は特に重要な意味を持つというハリルホジッチ監督は「非常に喜ばしい気分だ。ここからそう遠くないところに住んでいる」とした上で、「選手たちには『われわれは、私の庭でプレーしている。勝たなければ、ここに住めなくなる』と伝えた」とジョークを飛ばした。

 8月には「プライベートの問題」で一時は辞任を示唆した65歳のハリルホジッチ監督だが、6大会連続の本大会出場を決めているチームは、過去5度にわたりW杯を制した実績を誇るブラジルに対しても決してひるむことはないと誓っている。

「世界最高峰のチームを相手にする重要なテストへ向け準備は整いつつある。しっかりとした勇気と決意をもって挑戦し、相手を苦しめたい。現時点で日本がどのレベルにいるかを知るいい機会だ」

「われわれは、ただ守るだけにここへ来たのではない。ボールを持ったときは毎回勝負を仕掛け、相手を振り回そうとしなくてはいけない。サプライズを起こしたいと思っているが、われわれに果たしてその力はあるか?見てみようじゃないか」 (c)AFP