【11月10日 MODE PRESS WATCH】「ロエベ(LOEWE)」は、「ロエベ インターナショナル クラフトプライズ」展を東京ミッドタウン内の21_21 DESIGN SIGHT3にて11月17日から30日まで開催する。同ブランドが主宰するインターナショナルなコンテスト「ロエベ クラフトプライズ 2017」の大賞受賞者を含む、最終ファイナリスト26名の作品が展示される。

 ロエベ ファンデーションが主催する「ロエベ クラフト プライズ」は、現代の職人たちの新規性や卓越性、芸術的価値を世に示して称えるため、2016年に立ち上げられた国際的なコンテスト。発案者は、「ロエベ」のクリエイティブ ディレクター ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)。現在の文化におけるクラフト(工芸)の重要性を認め、その才能やビジョン、革新への意欲が、未来の新基準を設定すると考えられる優れた現役アルチザンたちを表彰することを目指しており、1846年にクラフトの協働工房として始まった「ロエベ」の創業形態にインスパイアされて発案に至った。本展は4月にスペイン、ニューヨークに続きアジアでは初の開催となる。深澤直人(Naoto Fukasawa)ら各界の第一線で活躍する審査員により選ばれた、26名のファイナリストのなかから、ドイツ生まれのエルンスト・ギャンパール(Ernst Gamperl)の「Tree of Life 2」が大賞に選ばれた。

エルンスト・ギャンパール 『Tree of Life 2』(c)LOEWE

 ジョナサン・アンダーソンは、「エルンスト・ガンペールの作品には、独特な声を届ける何かがあり、その作品の物性がこれから何年もの時を経て行く中でますます重要になっていくと思う」と賞賛。審査員長のアナツ・サバルベアスコア(Anatxu Zabalbeascoa)は、「美しいだけでなく、私たちにリサイクルの価値を教えてくれるオブジェだ。その卓越した技量で、倒木を救い出し、自然を蘇らせるということがベースになっている」とコメントした。なお、第2回ロエベ クラフト プライズの応募は10月末で受付を終了しており、受賞者は2018年にパリで発表される予定。

■お問い合わせ
ロエベジャパン カスタマーサービス/03-6215-6116

■展覧会概要
ロエベ「インターナショナル クラフト プライズ」
期間:11月17日~11月30日
時間:10:00〜19:00
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3
住所:港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内
休館日:会期中無休
入場料:無料

■関連情報
・ロエベ 公式HP:www.loewe.com
・21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3 公式HP:http://www.2121designsight.jp/
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