【11月7日 AFP】男子テニスの最新世界ランキングが6日に発表され、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)とノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が同時にトップ10から陥落した。

 現在30歳のマレーは、臀部(でんぶ)の故障で7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)を最後に実戦から遠ざかっており、今回は13ランクダウンの16位となった。同選手がトップ10から落ちるのは、2014年10月以降初めて。

 マレーは7日、英スコットランドのグラスゴー(Glasgow)でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とのエキシビションマッチを予定しており、その後オーストラリア・ブリスベン(Brisbane)で開催される全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)へ向けて準備を始めていくという。

 一方、肘のけがに苦しんでいるジョコビッチもウィンブルドン準々決勝を最後にツアーから離れており、2007年4月以降では自身最低となる12位で今シーズンを終えることになった。

 四大大会(グランドスラム)通算12勝を誇るジョコビッチは、来月にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開催されるエキシビション大会、ムバダラ・ワールド・テニス選手権(Mubadala World Tennis Championship)での復帰を予定している。

 また、先週行われたパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2017)で優勝を飾ったジャック・ソック(Jack Sock、米国)が、前回から順位を13上げて9位に浮上している。

 最新のATPランキングは以下の通り。

1位:ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)/1万645ポイント
2位:ロジャー・フェデラー/9005ポイント
3位:アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)/4410ポイント
4位:ドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)/3815ポイント
5位:マリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)/3805ポイント
6位:グリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)/3650ポイント
7位:スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)/3150ポイント
8位:ダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)/2975ポイント
9位:ジャック・ソック/2765ポイント
10位:パブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)/2615ポイント
11位:ファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)/2595ポイント
12位:ノバク・ジョコビッチ/2585ポイント
13位:サム・クエリー(Sam Querrey、米国)/2535ポイント
14位:ケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)/2480ポイント
15位:ジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)/2320ポイント
16位:アンディ・マレー/2290ポイント
17位:ジョン・イズナー(John Isner、米国)/2265ポイント
18位:リュカ・プイユ(Lucas Pouille、フランス)/2235ポイント
19位:トマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)/2095ポイント
20位:ロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)/2015ポイント

(c)AFP