【11月6日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは5日、第11節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は3-1でアーセナル(Arsenal)を下し、開幕から続くリーグ無敗記録を更新した。

 シティの歴代最多得点記録を更新したセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)は、後半にPKから再び得点を挙げ、首位に立つチームの勝利に貢献している。

 前半にケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)の得点で先制したシティは、後半4分にラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)がナチョ・モンレアル(Nacho Monreal Eraso)に倒されて得たPKをアグエロがポストに当てながら決め、クラブ記録となるリーグ戦9連勝は確実になったかに思われた。

 同20分にアーセナルがアレックス・イウォビ(Alex Iwobi)、アーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)とつないだパスからアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)が鋭いシュートを決めて1点を返し、不安な試合終盤を過ごすかに思われたシティだったが、その9分後に途中出場のガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)が追加点を決めた。

 しかしながら、お膳立てしたダビド・シルバ(David Silva)とジェズスのどちらか、あるいは両選手がオフサイドだった可能性がリプレー映像に映し出された。

 敗れたアーセナルは、首位に立つシティとの勝ち点差が12に広がっている。

 アーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、PKとアーセナル側がオフサイドと主張した疑惑のゴールを認めたマイケル・オリバー(Michael Oliver)主審のレフェリングに怒りをあらわにした。

「PKではなかったと強く思っている。ラヒーム・スターリングがよくダイブするのは周知の通りで、非常にうまく(ダイブを)やっていた」

「それに3点目はオフサイドだった。2-1で試合に踏みとどまっていたから、非常に困惑した。3点目がとどめになった。偶然にもそういったミスというのは、知っての通り常にホームチーム側に働く。試合の終わり方が終わり方なので残念だ。失望している。あちらは好チームで、普通にシティが勝っていれば受け入れられるが、今回は受け入れられない」

 今季のシティは11節を終えて10勝1分けとしており、ベンゲル監督が率いた03-04シーズンの「無敵」のアーセナルが達成したシーズン無敗優勝に続くのではないかとも見られている。

「どこかが彼らを止められるのか?」と大げさに問うベンゲル監督は「彼らの序盤の戦いぶり、逃げている状況、彼らの質からすれば、今シーズンは厳しいだろう」と付け加えた。

「止めるのは難しいが、諦めてはならない」 (c)AFP