【11月5日 AFP】スコティッシュ・プレミアシップのセルティック(Celtic)が、4日のリーグ戦でセント・ジョンストン(St Johnstone)に4-0で快勝し、自らが持っていた英国の国内公式戦無敗記録を100年ぶりに更新する63戦無敗の記録を打ち立てた。

 ブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督が指揮を執るセルティックは、ムサ・デンベレ(Moussa Dembele)が1得点1アシストの活躍をみせると、ウィリー・メイリー(Willie Maley)監督が率いた1915年から1917年に樹立した62戦無敗の記録を更新した。ただし当時はリーグカップがまだなく、スコティッシュカップ(Scottish Cup)は第一次世界大戦中に開催されなかったため、リーグ戦無敗記録となっている。

 ロジャーズ監督は「これまでの記録ももちろんセルティックが持っていたものだが、それを実際に破ることができて、選手にとっても、クラブにとっても本当に特別な日になった。選手の力と、素晴らしい手本となるプロフェッショナリズムで実現した、あらゆる意味を持つ快挙だ」とコメントした。

 今回のセルティックの記録は、欧州サッカー連盟(UEFA)の加盟国の中でも、モルドバのFCシェリフ・ティラスポリ(FC Sheriff Tiraspol)と並ぶ3位タイの数字となる。2位はジブラルタルのリンカーン・レッドインプス(Lincoln Red Imps)の88試合で、このチームは昨季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)予選でロジャーズ監督就任直後のセルティックから勝利を収めている。

 UEFA加盟国の歴代1位は1986年にヨーロピアンカップ(European Cup)を制し、1989年には同杯決勝に進出したルーマニアのステアウア・ブカレスト(Steaua Bucharest)で、1980年代後半にリーグ戦104試合無敗の記録を打ち立てた。

 一方、対戦相手のセント・ジョンストンは、2016年5月に国内でセルティックを最後に破ったチームだったが、番狂わせの再現はならなかった。 (c)AFP/Alistair WATSON